いる

内面が外見を しのいでしまえば 野暮ったくなる 外見が内面を しのいでしまえば 薄っぺらくなる 内面も外見も いいのなら それは内面が いいから 内面も外見も ひどいなら それは内面が ひどいから 量が質を超えれば 粗野になり 美が感じられなくなる 質が量を超えれば 派手になり 仁が感じられなくなる 量と質も満足できるのなら 静かにしておけばいい 量も質も満足できないのなら 壊すのもいいだろう でも じつは そんなことは どうでもいい 内面も外見も 気にしなくていい 野暮ったくても薄っぺらでもいい 量も質も 気にしなくていい 美も仁も感じられなくていい 君が君のままでいて そこにいればいい